市内には約1時間のバス移動。今回現地でお世話をしてくれているカノン音楽教室の(20年くらい前の)卒業生さんが、バスが着いた近くの施設に荷物が置けるようにと手配してくれたのでとても助かりました。
身軽になって電車の回数券も買い、早速ドゥオーモに向かってみんなで移動開始!

ミラノ中央駅から地下鉄で4駅行くとドゥオーモに到着。去年のステファンスドームに上がる時と同じように、みんなに「携帯カメラを起動させてね!」と伝えて地上につながる階段を上りました。
「ゎあ~!綺麗!」「大きい~」「すご~い」と子どもたちは大喜び!
記念写真を撮ったら2時間弱の自由行動。

広場から続くガレリアは、イタリアの初代国王ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世にちなんで名づけられています。
1861年にデザインされ、イタリアの建築家ジュゼッペ・メンゴーニによって1865年から12年かけて作られました。
石造りの伝統工法を基盤にガラス、鉄、石、そして近代の鉄骨が組み合わさった融合美はまさにミラノの建築技術の結集です。

ガレリアからスカラ座に抜ける方向にアーケードを進んでいくとルネッサンスの重要な偉人レオナルドダヴィンチ像があります。この像は、ルネサンスの芸術と文化に対する再興の時代を背景にし、レオナルドの芸術、科学、工学への貢献を称えるために設立されました。
像のデザインは、イタリアの彫刻家ピエトロ・マーニが担当し、古典彫刻との関連性で名高いカララの大理石から作られています。モニュメントは、レオナルド・ダ・ヴィンチが台座の上に立ち、彼の弟子のうち4人—チェザーレ・ダ・セスト、ジョヴァンニ・アントニオ・ボルトラフィオ、マルコ・ドッジョーノ、アンドレア・ソラリ—が台座の下に立っています。

まるでレオナルドダヴィンチがひっそりとオペラの上演を見守っているかのように、像の前の道を渡るとミラノスカラ座の正面玄関が見えてきます。

今夜の題目はプッチーニの「トスカ」8時から開演なので日本に比べると遅いですが長い夜をオペラで愉しむ文化を持つイタリアの日常ともいえるシーンに触れたように思えました。