「シュトライヒャー先生直筆の譜面」

数日後に予定されているコンサートの合わせ。

コンチェルトのカデンツの部分は演奏家が自身で作曲する場合があります。

ディッターズドルフのヴィオラとコントラバスの為のシンフォニアコンチェルタンテ。

この作品の第1楽章に素敵なカデンツが残されています。

ヴィオラとコントラバスの調号が違っているのに同じ曲が奏でられるということはコントラバスの調弦がソロチューニングといってオーケストラで演奏する時よりも1音高く張るように仕向けられた音のテンションで書かれています。

ということはオーケストラチューニングで弾くにはこの譜面を一度全部1音上げて書き直さなくてはいけないのでその作業から・・・

今日はその譜面に間違いがないかを確認しながらの練習でした。ふんだんに使われている重音(2音以上一度に音を出すとき)はソロチューニングの場合軽々と出来てもオケチューニングだと不可能な時があります。

まさに「ソロチューニングだからこそできる!」といった超絶技巧で書き上げた

コントラバスの神様・ルードヴィッヒ・シュトライヒャー先生!

先生の直筆の譜面で次世代の若者たちが演奏してくれることは喜びでもあります。

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