4月26日 快晴に恵まれた心地よい気温の元、関西で初めての試み「ジプシージャズフェスティバル in 大阪 2025」が開催されました。
関東を代表するジプシージャズの名手たちがこぞって服部緑地にやって来て、関西の主要メンバーたちが集結して迎え入れます。
「あとは雨にならないことを祈るだけ。素晴らしいメンバーに来てもらえて、会場設営も準備万端。受付から裏方、飲食ブースと楽器販売ブースも設置。お客様に楽しんでもらえること間違いないので、私たちも楽しみしかないね」と、数日前から遠足を心待ちにする小学生のような気持ちで当日を迎えました。

お客様はパラソルや折りたたみ椅子を持って迷わず芝生席に行ったり、ビールやお弁当を持参する方、それぞれのスタイルで7時間に渡るステージを楽しみます。

メインステージ舞台転換の間はセッションタイム。ステージ下のスペースにセッションホストが数曲演奏した後に「セッションをしたいお客様」が参加してホストたちと一緒に演奏を繰り広げる贅沢な時間です。これは見ていて退屈しないどころか、準備が整ったメインステージのメンバーたちも一緒になってセッションを楽しむ様子が見られ、何とも微笑ましい、そして他では見られない夢のような東西ミュージシャンたちのコラボが繰り広げられた貴重な時間でした。


後ろからメインステージのメンバーも一緒に弾いていることに気づかず熱心に奏でているセッション参加者さんたち。

各出演者たちのプログラム順を大きく描いたカンペを一曲ずつめくって行く至れり尽くせりのスタッフ。


俄か・たこ焼き屋さんのメンバーはカノンムジークの講師陣。普段はクラシックのステージや講師として活動していますがこの日ばかりは「学園祭」を懐かしみながら家庭用のタコ焼き器を3台駆使して(ガス台を使うと簡単ですが会場の規定で🔥火が使えないため・・)一日焼き続けました。お客様から「美味しいねぇ。普段はどこで焼いているの?」と連続で質問を受けるメンバーたち(^_-)-☆

こちらは優雅にジプシージャズの発祥地フランスに因んだワインやサンドイッチのブース。ワイン片手に野外で聴く音楽は格別だったそうです。


楽器屋さんのコーナーでも試奏したり楽器調整をお願いしたりと、たっぷり時間があるので、楽しみの一つになったようです。
『音楽家・演奏家自身が協賛・共催・クラウドファンディング・寄付などに頼らずチケット販売だけで開催するフェスティバル』
【無謀なことにチャレンジする】わけですが、純粋に【ミュージシャンとして最高のパフォーマンスを足を運んでくださるお客様と共に楽しみたい】ことに尽きる、そういった意味でも初めての「ジャズフェスティバル」と言えるコンサートが成功裏に終えました。