3日間に渡って「バリチューのカルテット」をプロデュースしてコンサートを開催しました。
バリチューって何?
ユーフォニアムとチューバによるアンサンブルでユーフォニアムの事を以前はバリトンと呼んでいたことから「バリチュー」という愛称が生まれました。
どちらも管楽器の中で低音を支える役目をしていますが、ユーフォニアムの方が高音域が広く、メロディを担うことが多いです。
最初にユーフォニアムの二重奏で「ボワモルティエのソナタ」続いて4人揃って「ステーブンスのパワー」「レハールのメリーウィドウメドレー」「プッチーニのオペラアリア集」「フォーズスのコズミック・ボヤージュ」最後に「バッハのカンタータ・主よ人の望みの喜びよ」で締めくくる魅力的なプログラムでした。
準備段階から何度も奏者たちとミーティングを開き、お客様が喜んでくださる曲、ぜひ紹介したい曲、奏者がバテない曲などなどYouTubeで音源を確認しながらプログラムを組むのが、楽しくもあり責任もあるステップです。
ユーフォニアムの濵田凌平さんは以前も赤穂の本番でお願いしたことがあり、音色は特別柔らかく、バッハ無伴奏チェロ組曲の演奏が始まると鳥肌が立ったのを覚えています。その経緯から今回の企画に持ち込みました。もう一人のユーフォニアム奏者は阿彌凪沙さん。彼女の音もすごくよく響きます。チューバは柳瀬陸さんで大きな楽器とは思えないくらい軽やかに細かい音列を吹きこなします。残る一人は竹谷聡さん。この春に音大を卒業したフレッシュな演奏家で、大規模なコンサートを行うのは今回が初めてということで最初は緊張していましたが、パワーと芯のある音で先輩たちのハーモニーにしっかり溶け込んでいましたよ😉。
「若手音楽家たちの活躍の場が少しでも広がるように」との思いで演奏を企画して応援していくのもKANON-MUSIKの願いです。
バリチューのカルテット、こんなプログラム!など、ご興味を持たれた方はぜひご用命ください❣
