「ワット・ポー ワット・プラケオ」

ワット・ポー最大の見どころが、この巨大な涅槃仏です。1832年、ラーマ3世はワットポーを現在の敷地面積約8万平方メートルにまで拡大しました。この時に全長約46m、高さ約15mという圧倒的なスケールの涅槃仏が完成しました。

足の裏の装飾。螺鈿(らでん)細工で施された繊細な模様は、仏教の世界観を表しており、近くで見るとその細かさに驚かされます。

ワットポーはバンコク最古の寺院の一つで、1782年にラーマ1世がトンブリからバンコクへ首都を移した際、王室寺院として建設されました。ラーマ1世はアユタヤやスコータイの廃墟から1,200体以上の仏像を回収し、ワットポーに安置しました。また、本尊の台座の下にはラーマ1世の遺骨が安置され、チャクリ王朝との深い結びつきを示しています 。

ラーマ3世は寺院を「教育センター」として、壁や石柱に医学、仏教、芸術、歴史などの知識を刻み、タイ最初の大学として、教育を提供する場となりました 。

タイ式マッサージ発祥地としても知られ境内の壁画には人体図や経絡(ツボ)に関する絵が残され、タイ伝統医学の知識を伝えています。

ワット・プラケオはタイで最高の地位を持つ寺院で、王室の守護寺院としても知られています。

本堂にエメラルドに輝く仏像が安置されていることから『エメラルド寺院』と呼ばれることもあります。

生まれた日の曜日が人生に影響するとされているため、各曜日の守護仏が祀られていて、自分の生まれた曜日を確認した上で、お参りします。

日本にはお寺でご詠歌や和讃と呼ばれる歌があり、鳴り物と共に合唱する習わしがあります。西洋で言う五線紙の楽譜のように、四本の線によって書き記されていますが、その記譜法がグレゴリオ聖歌の楽譜ととても良く似ているので、気になるところです。

この度のバンコク訪問中では読経と聖歌の具体例には出会うことが出来なかったものの、「仏教と聖歌」は課題にしてこれからも研究していきたいと思っています。