パリの美術館巡りの中で前回はロダンの「考える人」と呼ばれている作品について触れてみましたが、今回は2点。
「ミロのヴィーナス」「サモトラケのニケ」の写真をご紹介したいと思います。
音楽を奏でるにあたってレッスンでは日頃から絵画との関わりやインスピレーションを求めて参考にしていますが、彫刻も絵画に増して想像力を養ってくれる重要な役割をしてくれていると思います。
特にこの2点は欠けた部分があり、その腕や顔の部分はどうなっていたのだろう?と思うだけでその場から離れられなくなります。
「ミロ島で発見されたヴィーナス」「サモトラケ島で発見されたニーケが空から船の舳先に飛び降りてきた場面」
と言われていますが、いずれもルーヴル美術館に所蔵されていて縁先生、華音先生と共に、この像の前では時間が止まったように三人で見上げていました。
心を揺さぶる作品が目の前にあるということ、芸術のなせる業が絵画・彫刻・音楽すべてを統合して人の心に訴えかけてくる言葉に尽くせないほど人々にとって大切な存在です。