「東日本アート支援事業」

兵庫県の助成事業による活動でしたが、今は募集を終えています。

東日本の震災後、兵庫県は宮城県を中心とした周辺被災地での芸術文化活動を行うことを目的としそれに関わる資金の助成を行っていました。

カノンムジークのメンバーは2013年からコロナ禍で動きが滞った前年2019年まで14回にわたって宮城県(主に石巻市)の仮設住宅から復興住宅、社協、学校などを訪問し地元の人々との交流を深めてきました。

今でもどちらかの地域で地震に限らず雨が続いたりすると、東北で知り合った仮設住宅時代の方たちとお互い電話で会話をする習慣が出来ています。

人と人の心のふれあいが改めて大切だと思える交流ですが、大きな災害を被ったために絆が出来るという何とも言葉にできないもどかしさも同時に感じています。

阪神大震災のこと、東日本大震災のこと、熊本の地震、紀伊半島や広島、岡山の水害、数えるときりがありません。被害に遭い、そこから立ち直らなければならない私たち人間。

一人一人の力は小さくてもみんなで力を合わせて支え合っていくことで一歩前に進めるのではないかと思える瞬間や経験をたくさんいただくこと、人とのつながり。すべてが宝物です。

そんな石巻での音楽訪問活動の様子を、時々お伝えしていきたいと思っています。