「箱根」

箱根に人が住み始めたのは約1万2千年前の先土器時代後期と言われていて、7~8千年前の縄文時代には集落も見られたそうです。

箱根山に公道が開かれたのが鎌倉時代湯本から三島に抜ける湯坂道が最初で江戸時代には湯本から畑宿を経て箱根に通じる東海道が出来ます。後世に「天下の剣」と言われる箱根山の往来は困難を極めたもので徳川幕府は箱根を自然の要塞とみて芦ノ湖畔に関所を設けました。

箱根八里と箱根関所は旅人を悩ませたようですが、箱根七湯と言われた豊かな温泉は魅力で江戸時代後期には温泉場での宿泊が「一夜湯治」の形で庶民にも広がって行きました。

明治時代になって関所が廃止され現在の国道1号線の原形となる幹線道路が開通。交通が便利になると湯治のみならず避暑地としても人気が出て別荘も建てられ、大正時代には箱根登山鉄道が湯本から強羅まで開通します。

昭和25年には小田急線が小田原~箱根湯本まで乗り入れ、都心から便利に移動できるということで日本の代表的な観光地へと進化していきます。

小田原駅から車で箱根町を上って行くと両側に建ち並ぶ旅館の活気ある風景が絶続き、昔も今も温泉を愛でる日本人の憩いの場として、また海外からの旅行客の日本らしさを求める旅の頂点として愉しまれている様子がよく分かります。小田原駅から小一時間で「グリーンプラザホテル箱根」に到着。

今日は台風が近づいているという天候状況の下でしたが大勢の宿泊客の方たちで賑わっているホテルロビーでコンサート。

1時間のプログラムを終えて、客席からリクエストをいただき、懐かしい昭和のポップスやバイオリン練習中の学生さんが希望されるバッハの作品など5~6曲をアンコールに長閑な宿泊の夜を一緒に愉しみました🎵