「続・アルペジオーネのお話 ❶」

「アルペジオーネソナタ」 – カノンムジーク  7月にアップした「アルペジオーネ・ソナタ」

実験的に作ったアルペジオーネは、シューベルトがその楽器のために作った曲が、後年出版された頃には廃れていたということですが、その製作者のヨハン・ゲオルグ・シュタウファーが創ったコントラバスが日本に有ることを知り・・・・というか、元生徒さんで今も懇意にしているTさんが所有しているのがシュタウファー作だったことが判明!

先日彼女がコントラバスの調整に行くというので私も工房にお供しました。そこで待ち合わせた読売交響楽団で活躍する、こちらも元生徒さんのHさん。

彼は以前からこの楽器の魅力にハマっていて機会あるごとにテールピンを交換したりペグの具合を自分で調整して見たり、さりげなくこのコントラバスを見守ってくれています。

そして今日初めてこの楽器の製作者を知ることになる感動の秘話・・・❓

私「随分前からこの楽器に執着してるよね?」

Hさん「そうですよ~。先生、この楽器は本当に貴重な楽器で、ウィーンのシュタウファーが創ってるんですよ~」

私「えっ!!あのアルペジオーネの!」

タイムリーにも7月にアルペジオーネの作者のことを調べかけたところなので、Hさんに知る限りの情報を教えてもらいました。

調整をしてもらう間にも話が弾み

いつも見慣れているTさんの楽器が、まるで博物館に展示されているのを実際に触れることが出来ているかのように、新鮮で敬虔な気持ちを抱くことができた幸せな瞬間でした。ペグの取れた貴重な写真も収めて・・・

『UNIVERSAL DICTIONARY of VIOLIN & BOW MAKERS』 by WILLIAM HENLEY の辞典で紹介されています。