「見守りネコ」

19歳を迎えた老猫のアルコ。名前の由来は、弦を弓で奏でること=arco からもらいました。

弦楽器にはアルコの奏法と弦を弾く=pizzicato があります。

2016年に永眠されたピアニスト中村紘子さんの愛猫がピッチカートだったのをよく思い出します。ご主人の作家庄司薫さんが演奏旅行で留守の多い紘子さんに代わってピッチカートのお世話をしていたエピソードも今は昔の思い出話です。

そんなアルコさんの日課はピアノの生徒さんの演奏を陰から見守っていること。そしてレッスンが終わると必ずピアノの横に出て来てニャーニャーと話しかけます。

今日もブラームスのソナタOp.1 の全楽章のレッスンを1時間身じろぎもせず聴き続けていました。