「音楽を旅する夏休み Ⅲ」

ブタペストと言えば、ピアノの魔術師と言われた19世紀を代表するロマン派の巨匠フランツ・リスト(1811年~1886年)の生まれた街。

T君M君は「リスト音楽院」を訪れ、記念博物館を見学してきました💞

「リスト・フェレンツ記念博物館」はリストが最晩年を過ごしたと言われる、現在のリスト音楽院旧館の中にあります。《一般にフランツ・リスト(ドイツ語表記)と呼ばれますが。ハンガリーは日本と同じように苗字が先に表されるのでリスト・フランツとなり、さらにハンガリー語で リスト・フェレンツと表示されます。また、リストはハンガリーで生まれ育ちながらも親がドイツ系だったのと音楽学習の為早くから国外に出たという理由もあり、ハンガリー語を使わず(一説では母国語なのに喋れなかった)ドイツ語で、後にパリに留学したのでフランス語で会話していたようです》

1875年王立音楽院として設立され、コダーイ、バルトークなど有名な作曲家を輩出した音楽院で、リストは教鞭を執り学生から信頼を集めていました。

リストはピアニストとして活躍した時代、作曲家として専念した時代、宗教家として作風にも反映した時代などに分けられますが、何といっても初見が抜群なのでグリーグが書いたピアノ協奏曲を持参した時も、ワーグナーのオペラも初見で弾きこなしオペラに至ってはアレンジも施しながら演奏したという話が残っています。

ピアノの鍵盤で言うと「ド」から1オクターブ上の「ソ」まで届いたと言われた大きな手の石膏手形が展示されています。

館内には当時レッスンで使用されていたピアノや、リストに贈られた友人からのピアノなど多数展示されています。

ピアノ制作会社ベーゼンドルファーが贈った書き物机の中央部分が引き出しになっていて開けると鍵盤が出てくるという世界に一つしかないピアノ机?も(^_-)-☆

T君M君兄弟、この記念博物館を見学することによってリストが編曲したパガニーニの練習曲(有名なラ・カンパネラが収められている作品)やバルトークのルーマニア舞曲などこの国の作品をバイオリンで演奏する日が来た時には、きっとこの空気を思い出すことでしょう☆彡