バイオリンなどの弦楽器族には表板と裏板の間に1本の棒が立っています。
「魂柱」と呼ばれていますが、英語で「soundspot」ドイツ語では「Stimmstock」なので「音の柱」という感じですがイタリア語になると「anima」フランス語では「ame」と言って主に魂・精神・心などを表現しているそうです。日本語ではそのミックスなネーミングですが一説では夏目漱石が訳したともいわれています。
この柱は弦の振動を表板が受け取って裏板に振動を伝えるためにあり、裏板まで届いた振動がF字孔を抜けて音として奏でられる仕組みになっています。
魂柱は基本的には固定されてなく、4本の弦が張られている力によって両板が緊張し魂柱が挟まれている形になっています。
なので4本の弦がすべて緩んでしまうと楽器の内部でポロンと魂柱が倒れてしまうこともあり得ます。
その柱は駒の裏辺りにありますが、簡単に動かせるものではなく弦楽器マイスターによる高度な技術によって数ミリ位置が違っても響き具合が変わる非常に緻密な作業が必要になってきます。
「最近音がこもって来た」「鳴りが悪くなった」「思い通りの音が出ない」など気になることがあったら、楽器屋さんで調整してもらうことで良い結果が生まれることもありかも!(*^-^*)
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