雄さんの昭和ひとりごと こ_5a-

(こ‐5a)神戸高速鉄道

 1968年に開業した神戸市内の地下を走る鉄道です。「走る」と言っても自社の電車は一両もなく線路と駅を保有するだけで、阪急・阪神・山陽・神戸の各電鉄会社の電車に走ってもらうというユニークな鉄道会社です。路線距離も7,6㎞と短く、そのほとんどが地下なので「トンネル会社」と揶揄されることもあります。しかしこの神戸高速鉄道ができたおかげで、東側の阪急・阪神電車と西側の山陽電車が「相互乗入れ」できて便利になり、今では阪神梅田と山陽姫路を乗り換えなしで結ぶ「直通特急」が走っています。大阪・姫路間はJRの新快速が速いですが(1時間3分・1520円)常に混んでいて座れません。一方、直通特急は時間は新快速よりかかりますが座れるし料金も安いです(1時間35分・1320円)。なお、阪急沿線の人がこの直通特急を利用して姫路にある「カノンムジーク網干教室」に行くためには、阪急神戸線の特急で「新開地」まで行き、向かいのホームで待っている直通特急に乗り換えて「飾磨」まで行き、向かいのホームで待っている網干線の電車に乗り換えるのが便利ですよ。