(に‐8) 二 八
「にはち」「ニッパチ」「ツー・エイト」「ニッパー」です。
蕎麦は「小麦粉」と「そば粉」の比率が「2:8」の時に最も美味しいと言われています(個人によりますが・・・)。また、江戸では値段が十六文だったことから 屋台の夜泣き蕎麦を「二八蕎麦」と呼んでいたそうです。“2×8=16” ですね。「時そば」という落語があります。蕎麦を食べる演技に食欲がそそられる話ですが、数えながらお金を払う時に途中で時刻を訊いて一文ごまかすシーンには、思わずニヤリとさせられます。
次に「ニッパチ」ですが、大相撲で昭和28年生まれの力士に 横綱・大関・関脇など土俵を沸かせた実力者が多かったことから「花のニッパチ組」と呼ばれていました。北の湖・若乃花(二代目)・麒麟児・金城・大錦など錚々たる顔ぶれでしたが亡くなった方も多く、同じ “ニッパチ” の一人として寂しい限りです。
そして「ツー・エイト」ですが、ダンス練習の基本中の基本と言われる “動きのためのカウント取り” です。東宝映画「Shall we ダンス?」の中で、ダンス指導者の草刈民代さんが生徒の役所広司さんたちに「ワン・ツー・スリー・フォー・ファイブ・シックス・セブン・エイト!、ツー・ツー・スリー・フォー・ファイブ・シックス・セブン・エイト!」と、手を打ちながら声をかけていました。これが「ツー・エイト」です。音楽でいう “4拍子の4小節分(16カウント)” ですね。初めの8カウントが「ワン・エイト」と呼ばれ、これが二つ合わさった状態が「ツー・エイト」で、この16カウント(16拍)がダンスの動きの最小限の単位となっています。ダンスの学習者は常に「自分の動き」と「カウント数」を意識していなければならないのです。
最後に「ニッパー(nipper)」です。コードなどを切断する時に使う工具ですが、実は “和製英語” です。本当の英語は「diagonal cutting pliers」と言うそうですが、近年は外国でも “ニッパー” と呼ぶことが多いそうです。工事の時に「オイ、そこの ダイアゴナルカッティングプライヤーを取ってくれ!」では時間がかかるからでしょうね。