(ま‐8) 摩 耶
「まや」です。摩耶山は六甲山の西に連なる山で、よく “六甲・摩耶山” と ひとまとめに呼ばれたりします。名前の由来は、山上に お釈迦様の生母である摩耶夫人を祀る「摩耶山天上寺」があるからで、安産や子育て、婦人病などのご利益を求める人達が訪れています。交通は、神戸の市街地から市バス・ケーブル・ロープウェイを乗り継ぎます。途中には マニアに有名な「摩耶観光ホテル」の廃墟があります。最近になってこの建物が「モダニズム建築」として再評価されて “廃墟” としては珍しい「有形文化財」として、国に登録されることになっています。
見どころとしては 天上寺や 旧・摩耶観光ホテルの他に「掬星台」からの “1,000万ドルの夜景” が有名で、北海道の「函館山」 長崎の「稲佐山」と共に “日本三大夜景” の一つと言われています。昭和の時代には “100万ドルの夜景” と呼ばれたのですが、値打ちが10倍になったのですね。六甲山観光のあと、シャトルバスで移動することもできて、一日の内に “六甲・摩耶山” を満喫することができるのです。ぜひ一度、訪れてみて下さいね。
ところで私がもう一つお奨めするのが、更に西にある「須磨浦山上遊園」です。最近、NHKや民放の夕方の情報番組などで “昭和レトロが味わえる観光スポット” として、度々紹介されています。
何が昭和レトロなのかと言うと、山上の「回転展望レストラン」と「カーレーター」という乗り物です。
「レストラン」は床全体がゆっくりと回転していて、食事中に須磨の海を見ていたと思うといつのまにか六甲山の山並みに変わっているなどの面白い経験ができます。全国で数か所しか現存していないそうです。
「カーレーター」は、ロープウェイの降り口から 回転レストランなどのある山上までを登る装置で、巨大なベルトコンベヤーに座席をくっつけた乗り物です。世界でここしか現存していないそうで、“乗り心地が悪い” ことを最大の売りにしています。
私は子供の頃に家族で須磨浦公園や山上遊園に行ったことがあります。電車の駅から出るロープウェイの「海彦・山彦」に乗ったことや、山上のレストランでホットケーキを食べて美味しかったことや、回転する床の境い目に両足を置いてだんだんズレて行くのを面白がったことを憶えています。しかし、カーレーターに乗った記憶はありません・・・。そんなに面白い乗り物なら絶対に憶えているはずです。そこで調べると、カーレーターが設置されたのは昭和41年3月ということが判りました。私が行った時には まだ無かったのです(たぶん登り坂を歩いたのでしょう)。残念です・・・。
ということで、皆さんも神戸に行った時には ぜひ訪れてみて下さいね。交通は、山陽電車の「須磨浦公園駅」下車です。シーズンには特急も臨時停車するようです。