雄さんの昭和ひとりごと (み-8)

(み‐8) 見 場

 「みば」です。「このリンゴは 見場みばは良くないけど、味はとても美味しい」 のように使う言葉です。“見た目” の同意語ですね。

 しかし音楽を生業なりわいにする人が この字面じづらを見ると、うっかり逆さに “” と読んでしまいます。音楽の世界でよく使うこの言葉は “場を見る” の意味で、舞台の床にマイクや楽器類 及び 出演者の立ち位置などを示す「目印」を貼ることで、これを「場見テープ」略して “バミテ” などと言います。(このブログの「よ‐夜なのに、おはようございます」及び「ふ‐5b 舞台用語 参照のこと)。

 私が最近このバミテを意識したのは、先日「フラ」の発表会を観せて頂いた時に、出演者の人たちがステージで整然と踊るその足元に、この “バミテ” が貼ってあったことです。ステージの奥から前まで一間いっけん(約1.8m)ほどの間隔で縦に8本の幅広テープが目立たないように貼ってあり、踊っている人たちは足元をみることもなく それに沿って整列したり 上手かみて下手しもてのグループが入れ替わったりしたのです。

そもそも このフラのコンサートは、私が教員になって初めて担任した枚方の高校の卒業生 “Oさん” が主宰する「フラ・ハラウ “O”」の “25周年記念発表会” に招いて頂いたのです。(フラ・ハラウとは “フラダンス教室” という意味です)。

その 旧3年7組は“西高の堀越学園” と呼ばれた芸達者ぞろいのクラスです。(このブログの「ふ‐2 フラ」参照のこと)。今では皆さん還暦を過ぎたそのクラスから、今回5名の出演者がありました。私が驚いたのは、約3時間という長時間のコンサートで、何度も出番があったにも関らず 皆さん振付を間違うこともなく、とても楽しそうに踊っておられたことです。また、バックの音楽もすべてハワイアン・バンドの人たちの生演奏で素晴らしく、ダンス、音楽ともに夢のような3時間を過ごしました。そして、私も久しぶりにウクレレで「タフ・ワフ・ワイ」などを弾いてみたくなりました。