雄さんの昭和ひとりごと (ら-8)

(ら‐8) 喇 叭

 「らっぱ」と読みます。金管楽器で、英語では「Bugle(ビューグル)」といいます。トランペットと違って 音程を変えるためのピストンやバルブが無いので 唇の締め方だけで音の高さを変化させます。そのため「主音」と、その「第3音」「第5音」の音しか出せません。ハ長調なら「ド・ミ・ソ」ですね。また、構造が簡単で小さく 持ち運びが便利なため、かつては軍隊の信号ラッパとしても使われました。消灯ラッパの「ドドドド ドミドミソー  ソミソミ ドミドソドー」は、「新兵さんは辛いんだねー また寝て泣くのかよー」と 唄われたそうです。

 ところで、むかし「謎学の旅」というテレビ番組で “唱歌「ちょうちょう」のルーツを訪ねて” という特集があったときに、“旅人” の岡本信人さんが地球を一周して 最終的にドイツまでたどり着き、現地の狩人の古老に伝わっている “狩りは楽し” という ラッパの演奏を聴いて、「この曲が童謡の “小さなハンス” になり、海を渡って イギリスやアメリカの “軽やかに漕ぎましょう” になり、太平洋を渡って日本の “ちょうちょう” になったことは間違いありません!」と断言していたことを憶えています。

ライン川の畔で古老が気持ち良さそうに吹いてくれたその曲は「ソミミー ミドドー ミドソドミミミー ソミミー ソミミー ミドソドミー」でした。この古老は 他にも「狩りの開始」や「獲物を捕まえたぞー!」「イノシシを捕まえたぞー!」などの曲を吹いてくれました。実際の狩りの時には、さぞ 遠くの森まで聞こえたことでしょう。

その時に気付いたことは、現在いろんな競技大会や催物などの開始時に演奏される「ファンファーレ」は この「狩り開始」の曲がルーツになっているのではないか、ということです。その曲は、三連符でできていて「 ドード ドソド ミード ドー  ミーミ ミドミ ソーミ ミー  ドード ドソド ミード ドー  ミーミ ミドミ ソーミ ミー ソドーー ソドーー ソドーー 」だったと思います。

なお、この “音楽に対する歴史の深さ” も、「ドイツ文化の地下水脈」の “なせる技” でしょうか?。 ※ 「ドイツ文化の地下水脈」については、当ブログ(の‐5)「野ばら」を参照して下さいね。