雄さんの昭和ひとりごと (れ-8)

(れ‐8) レバー

 小学生の時、学校で「肝油球」というものを時々吞まされていました。まだまだ栄養状態が充分ではなかった時代なので、子ども達のビタミン不足を補うためだったのでしょう。「肝油ゼリー」の時は甘くておいしかったので、もっと食べたいな、と思った記憶があります。

 そして、我家の子ども達が水泳教室に通っていた小さい時には「レバンコンク」という栄養補助飲料を呑ませていました。水泳で体力を使うので “滋養強壮” のためでした。肝油球も肝油ゼリーもレバンコンク(現在名・コンクレバン)も、元は鮫などの魚の肝臓から作られています。ありがたいことです。

中華料理に「レバニラ炒め」があります。美味しい上に栄養豊富です。ただ、元々の名前は「ニラレバ炒め」だったそうですが、漫画家の故・赤塚不二夫氏が 作中で “逆さ言葉” の「レバニラ」を連発したことから この呼び方が世間に広まったそうです。

ところで、焼き肉店などの定番メニューに「レバ刺し」があります。牛の肝臓を生で食べる料理です。 ところが、これが食中毒の腸管出血性大腸菌「オー157」の原因になることが判って 2012年から提供禁止になりました。

その後の話です。焼肉好きのご夫婦に誘われて行き付けの焼き肉店に行った時、店主が常連であるご夫婦に「生でも食べられるほど新鮮です」と言ってレバーの乗った皿を置いて行きました。もちろん “生食禁止” です。すると常連の夫君はレバーをササッと火にかざして「焼いたで!」と言っては 口に運んでいました。これが “暗黙のルール” なのでしょうか。もちろん私は、鉄板でしっかり焼いて食べましたが・・・。以上、“レバーの思い出” でした。