(わ・を・ん‐5) 和音カード?
自宅から20分ほど歩いたところにスーパーのダイエーがあり、よく買い物に行きます。そして支払いの時にレジの人から「和音カードはお持ちですか?」と聞かれます。でも「はい」と言って私が手渡すのは「WAON」というポイントカードです。犬のイラストが描いてあるので、たぶん「ワオーン」という犬の遠吠えを表現しているのでしょう。しかし、私にはどうしても「和音カード」に聞こえてしまうのです。ダイエーで買い物をするたびに「C‐dur」を主調とした場合の属調が「G‐dur」で 下属調は「F‐dur」、平行調が「a‐moll」で 同主調が「c‐moll」。主調が「G‐dur」なら属調が「D‐dur」で 下属調は「C‐dur」、平行調が「e‐moll」で 同主調が「g‐moll」だったな・・・などと頭の中で和音カードを並べて楽典の復習をしているのです。
ちなみに、C‐durはハ長調 G‐durはト長調 F‐durはヘ長調 a‐mollはイ短調 c‐mollはハ短調 D‐durはニ長調 e‐mollはホ短調 g‐mollはト短調 のドイツ語です。
まあ、世の中には「Ponta」や「ICOCA」など、自社のカードを普及させるためにユニークなネーミングのカードがたくさん出まわっています。JR西日本系の「ICOCA」は「行こか」をもじってあり、阪急系の「PiTaPa」は改札機に「ピタッ」と触れるだけで「パッ」と決済できることを表現しているそうです。さすが電鉄会社系のカードで、洒落ています。それに比べて「マイナンバーカード」などは 略して「マイナカード」と呼ばれていますが、「マイナーカード」とか「マイナスカード」などと言われているらしく、不評のようです。