雄さんの昭和ひとりごと -に_2-

(に‐2)日産ミュージックギャラリー「ポップ 対 歌謡曲」

 中学生のとき中間考査や期末考査などで平日に早く帰宅すると、試験勉強をしながらラジオを聴いていた。なかでもよく聴いたのは、朝日放送のこの番組である。生放送のクイズ番組で、リスナーのリクエスト曲の内、ポップス側と歌謡曲側に別れたタレント(関西のお笑い芸人)さんの、クイズに正解した方の曲が流されるという番組だった。面白かったのは、芸人さん達が場を盛り上げ過ぎて曲のかかる時間がほとんど無く、せっかく勝ったのに前奏しか流れないということが度々だった。でも、それがまた面白かった。他には、同じ朝日放送の「トヨタ・スカイパトロール」が記憶に残っている。これは、大阪市内の交通状況をヘリコプターで上空からリポートするというコーナーが番組と番組の間に何回かあって、最後はパイロットの「ラジャー!。ヤオタワー ヤオタワー ジスイズABCスカイパトロール ナオ ハングエリア セブンファイヴ ゼロゼロ フォーティナイナー なんとか かんとか・・・」という八尾空港との通信を流しながら帰っていく演出だった。今のような交通状況監視システムが無かった時代ならではの番組だったと思う。あのころのラジオ番組は自動車会社のスポンサーが多かった。カーラジオのリスナーが多かったからだろう。他局では、ラジオ大阪OBCの「日石チューンナップジョッキー」というディスクジョッキー番組を聴いていた。日石(日本石油)は現在のENEOSである。やはり自動車関係だ。