(ひ-3)ひとり上手
作詞・作曲・歌・中島みゆき、1980年の曲です。中島みゆきはユーミンと並ぶ、皆さんご存じの「歌姫」で「わかれうた(1977年)」や「悪女(1981年)」など「別れ」を歌った曲が多いです。少し歌詞を引用すると、「わかれうた」には「別れの気分に味を占めて、あなたは私の戸を叩いた」が、「悪女」には「あなたの部屋も受話器を外したままね」「あなたの隠すあの娘のもとへ」があります。この「ひとり上手」もそんな歌で、1番に「あなたの帰る家は私を忘れたい街角。肩を抱いているのは、私と似ていない長い髪」というフレーズがあります。しかし「時代(1975年)」などのように、人を勇気づけ希望を持たせてくれる歌もあります。以前NHK・TVで放送された「プロジェクトX~挑戦者たち~」のオープニングテーマ曲「地上の星(2000年)」は、世の働く人々をどれだけ勇気づけたことでしょう。疲れたサラリーマンがレコード店で「テレビの歌をくれ」と言っただけで買えた、という伝説が残っています。ところで、私が初めて中島みゆきを聴いたのは「わかれうた」でした。そのとき25~6歳でしたが、金縛りに遭ったようになりました。それ以来、レコードが出るたびに買ってステレオ(今でいうオーディオ)で聴きました。一番好きなアルバムは「おかえりなさい」で、「あばよ」や「この空を飛べたら」など他の歌手に楽曲提供した歌が10曲入っているレコードです。研ナオコや加藤登紀子とはまた違った味わいの歌になっていて、さすが「おかえりなさい」です。よければ一度聴いてみて下さいね。ただすべての曲をYouTubeで聴くのは難しいかもわかりませんが・・・。