(ふ-3)二人だけ
作詞・作曲・木下忠司、歌・あおい輝彦・瀬間千恵、1968年の曲です。歌詞を引用してみます。1番はあおい輝彦が、2番は瀬間千恵がそれぞれ主旋
律を歌い、サビ部分の副旋律はその逆になります。
1.あの時は何気なく会ったあの人が、なぜか心に残る淡い恋心。この広い空の下、僕の探す幸せはあなただけ、あなただけ。
2.名前さえ知らないで好きになった人、いつも遠くの方から私を見ている。燃えている夕焼けが、二人だけの明日を呼んでいる、呼んでいる(3番は省略)。・・・
この歌はTBS系列の「木下恵介アワー」で1968年から1969年にかけて全26話放送されたドラマ「3人家族」の主題曲です。ドラマは主役が故・竹脇無我さ
ん、ヒロインが栗原小巻で、駅で見初め合って互いに好きになった二人だけど、なかなか声をかけられなくて視聴者をヤキモキさせるという話で、歌詞がストーリーのす
べてを物語っています。「3人家族」というタイトルは、男三人の家族(竹脇無我・あおい輝彦・三島雅夫)と、女三人の家族(栗原小巻・沢田雅美・賀原夏
子)の、二つの「3人家族」が織りなす物語だからです。最終的には3つのペアができる、とてもハッピーなドラマですよ。私は子供の時に見てとても嬉しくな
り、歌も覚えてしまいました。なおYouTubeで、今も少しだけ見ることができますよ。