雄さんの昭和ひとりごと -へ_3-

(へ-3)ベルベット・イースター

 作詞・作曲・歌・荒井由美、1973年のアルバム「ひこうき雲」の中の一曲です。ベルベットはビロードのような柔らかい布のこと。イースターは日曜日の復活祭のこと。なので「ベルベット・イースター」は、ユーミンの造語だと思います。曲は全般にアンニュイな雰囲気が流れていて、若いユーミンが「起きようか、もう少し寝ていようか」休日の朝にベッドの中で迷っています。窓の外は雲が低く、まるで天使が降りてきそうな、そしてドアの外には誰かが迎えに来ていそうな・・・「でもまだ寝ていたい」。何かが始まりそうな物憂い曲ですね。