雄さんの昭和ひとりごと -も_3-

(も-3)もしも明日が

 作詞・荒木とよひさ、作曲・三木たかし、歌・わらべ WITH KINDOKO FAMILY、1983年の曲です。きょうは昨日の続編で、この曲も「欽ちゃんのどこまでやるの」の挿入歌です。そして「すずめの兄妹」と同じく、100万枚を超えるミリオンセラーになりました。主旋律をかなえの倉沢淳美とたまえの高橋真美が、バックコーラスを見栄晴の藤本正則(現・見栄晴)・お母さんの真屋順子(故人)・近所の人の小堺一機と関根勤が歌っています。聴くと元気になる曲です。1番の歌詞を引用すると「もしも明日が晴れならば、愛する人よあの場所で。もしも明日が雨ならば、愛する人よそばにいて。今日の日よさようなら、夢で逢いましょう。そして心の窓辺に明かり灯しましょう。もしも明日が風ならば、愛する人よ呼びに来て」です。2番も希望を持たせてくれる温かい歌詞がいっぱいです。また音楽的にも、この曲がイ短調としたら、私が勝手に「魔法のコード進行」と名付けている「Am‐Dm‐G7‐C‐E7」が何度も使われていて否が応でも盛り上がっています。一度聴いてみて下さいね。ところで欽ちゃん(萩本欽一さん)は若手を育成するだけでなく、俳優(女優)や歌手などを「お笑い」の世界に引っ張り込むのも得意です。少し例を挙げただけでも、前川 清・細川たかし・柳葉敏郎・下条アトム・志穂美悦子・中原理恵・田中好子(故人)・叶 和貴子などの人が欽ちゃんによって「お笑い芸」に目覚めさせられ、その世界でも頑張っておられます。皆さんも見たことありますよね。・・・今のテレビのバラエティー番組はスタジオで芸能人たちがトークする形式がほとんどで、私はあまり見ません。50年前のラジオ「欽ドン」や、テレビの「欽ドン」「欽どこ」のような「舞台人の芸」を見せてくれる番組が、また出てこないものかと待っています。