雄さんの昭和ひとりごと -か_2b-

(か‐2b)叶わなかった「夢」(その2)

「ラ・ヴァチュールのフランス料理とタルトタタン」

 大学正門の正面(5秒の所)にありました。有名なフランス料理のお店でしたが、やはり我々学生にはハードルが高かったです。そんななかで、喫茶コーナーにはよ
く行きました。コーヒーが美味しく、また我々学生は50円引きにして戴けたからです。窓の外の街路樹も美しく、秋には枯れ葉が舞っていた・・・。私の「学生街の喫
茶店」はこの店かも知れません。なお、お店は今も営業されていますがメニューは喫茶とスウィーツだけになっているようです。京都に行った際には必ず訪れて、有
名な「タルトタタン」を戴きたいと思います。余談ですが、このお店は高級マンションの一階にあり、当時その上層階に作家の五木寛之氏が住んでおられました。そ
の時に執筆された「燃える秋(1978年・角川)」という小説の冒頭に我々の大学が「紹介」されています。