雄さんの昭和ひとりごと -き_3-

(き-3)君のひとみは10,000ボルト

 作詞・谷村新司、作曲・堀内孝雄、歌・堀内孝雄、1978年8月リリースの曲です。少し長くなりますが、歌詞を引用してみます。

1、鳶色の瞳に誘惑の翳り、金木犀の咲く道を、銀色の翼の馬で駆けてく、二十世紀のジャンヌ・ダルクよ。おお、君の瞳は10,000ボルト、地上に降りた最
後の天使、君の瞳は10,000ボルト、地上に降りた最後の天使。

2、眩し過ぎる朝に出会った時の、そんな心のときめきを、知らぬ間に振り撒き消えて行った、季節外れのミストレル。おお(以下同じ)。

(注)鳶色:赤味がかった茶色。 ジャンヌ・ダルク:フランスの「救国の聖少女」。 ミストレル:冬から春先にかけてアルプスからフランスに吹き降ろす季節風。

・・・女性への最大の賛辞ですね。この曲を捧げられたら女性はたまらないでしょうね。実はこの曲は化粧品メーカー「資〇堂」の、1978年 秋のキャンペーンソ
ングでした。どおりで「秋」を感じさせる歌詞です。そして資〇堂は2022年の昨年に、創立150年を迎えた記念キャンペーンとして再びこの曲を流しました。歌
手は中村佳穂さんでした。まあとにかく、昭和のフォークソングは息が長いですね。