雄さんの昭和ひとりごと -て-

(て)テトラコード(tetrachord)。音楽辞典には「四本の弦、四音音階、完全4度」などと書いてある。テトラって「4」の意味があるんだね。ヴァイオリンにはG線・D線・A線・E線の四本の弦が張ってある。まずG線でソ・ラ・シ・ドと弾き、続けて隣のD戦でレ・ミ・#ファ・ソと弾くとト長調の音階が成立する。要するに「全音・全音・半音」の間隔で四音音階を隣合せの弦で弾くと、長調の音階が完成するのだ。D線とA線で二長調の、A線とE線でイ長調の、それぞれの音階が成立する。この仕組みはヴィオラやチェロも同じです(コントラバスは違う)。ちなみに「3」は「トリ(tri)」で、トリオやトライアングルの語源になっているが、それは次回です。