雄さんの昭和ひとりごと -ん_2-

(ん‐2)♪~「んーだもこーらー、いーけなもんなー」

 高校二年生の時、九州に修学旅行に行きました。熊本、宮崎、鹿児島をバスでまわりました。宮崎交通のバスでした。女優の大谷直子さんによく似たバスガイドさんが、その土地ごとの民謡を歌って下さいました。歌うたびに歌唱指導もしてくれました。おかげで、その時の歌はすべて今でも歌えます。その中で面白かったのが、鹿児島県のある民謡でした。少し長くなりますが歌詞を引用します(私の記憶ですが)。「んーだもこーらーいーけなもんなー、あたいがどんのーちゃーわんなんだー、ひにひにさんどもあるもんせーばー、きれいなもんがんさー、ちゃわんにひっちたむっしゃろかいー、めごなどきゃーるくむっしゃろかいー、まこーちげなこちゃ、わっはっはー」です。「茶碗に虫がいると言うけど、どんな虫なの?。茶碗にくっついた虫なの?、食器かごを歩き回る虫なの?。でも三度三度きれいに洗っているのに不思議なことだよ、わっはっはー」という意味であることも教えてくれました。ガイドさんは、歌い出しの「んー」の発音が大切であることを力説され、私たちに面白おかしく指導してくれました。おかげで、今も苦労せずに「ん」の発音が出来ます。ところでこの歌を今回のブログのために調べてみたら、曲名は「茶碗むしのうた」で、100年以上も前に小学校の先生が学芸会の創作劇のために作った曲だと判りました。歌詞も2番・3番まであるようです。う~ん 鹿児島の先生、凄い!。