雄さんの昭和ひとりごと う_5-

(う‐5)饂飩餃子

 こう書くと中国料理のように思われますね、失礼しました。「うどんギョーザ」です。今から約40年前に高槻市北部の塚原・南平台地区の主婦の方の間で考案された料理です。私は、生協の共同購入仲間を中心に伝えられて広まったのではないかと思っています。当時私たち家族は高槻の隣の茨木市北部にある山手台に居住していて、生協の共同購入にも参加していました。地図を見ると高槻市塚原地区と茨木市山手台はすぐ近くなので、おそらく両地区を担当する「生協のお兄さん」が伝えてくれたのではないでしょうか。作り方は簡単で、餃子の餡を皮で包まずに、刻んだうどんを混ぜて5㎝位の大きさにフライパンで焼くだけです。一見、小さなお好み焼きに見えますが、一応ギョーザなので餃子のタレ(醬油・酢・ラー油)をつけて頂きます。ところで今回この文章を書くに当たって調べてみたら「うどんギョーザ」は今では高槻市を挙げての「ソウルフード」になっていて、「高槻うどん餃子」の名前は商標登録をめぐってひと悶着もふた悶着もあったことが判りました。凄いですね。・・・今から40年前に妻が「生協でこんな料理、教えてもらったよ」と言って作ってくれたあの味が、私にとって一番美味しい「うどんギョーザ」です。