雄さんの昭和ひとりごと (ゆー5)

(ゆ‐5) 愉快な馬車屋

ゆかいなばしゃや。チェロの曲です。「エッ、そんなチェロの曲あったっけ?」はい、あの宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」に出てくる曲です。この童話は、あまり上手でないチェリストのゴーシュが夜ごと猫や鳥など色々な動物たちの相手をして曲を弾く内に上達する、というお話です。

その中で子ダヌキのために弾く曲がこの「愉快な馬車屋」なのです。この物語をアニメ制作会社のオープロダクションが1987年にアニメ化したときに依頼されて曲を付けたのが、あの日本作曲界の重鎮・間宮芳生氏です。子ダヌキがバチで「トントン・トントン」とリズムを取り、ゴーシュがニコニコ微笑みながら弾く、とても楽しい曲になっています。どんな曲なのかは、You-Tubeで見ることが出来ます。コントラバスで弾いている人もいますよ。ぜひ聴いてみてくださいね。