雄さんの昭和ひとりごと (おー6)

(お‐6) 大阪/箕面教室と グエル

 このブログの(あ‐6a)で明石/大久保教室の招き猫「アルコ」を紹介しましたが、大阪/箕面教室にも猫がいます。「グエル」という二才になるキジトラの女の子ですが、活発に部屋中を走り回ったり高い所へ跳び上がったりしています。またとてもお利口で、レッスンの生徒さんが呼ぶと「ニャー(何?)」と返事をしてそこへ行き、まるで「おなかを撫でて!」と言うように仰向けになります。・・・このグエルが、実はとても幸運な「福猫」なのです。

ここ「大阪/箕面教室」はヴァイオリンの秀子先生の居城です。マンションのエレベーターで最上階のバルコニーまで上がると「池田の五月山」や「国立公園・明治の森」「箕面の滝公園」などの山並みが一望できて、春の桜、初夏の新緑、そして秋の紅葉などが居ながらにして観賞できるとても環境の良いところです。グエルも窓から景色を見るのが大好きで、いつも飛んでいる鳥に向かって「にゃごにゃご・にゃごにゃご」と話しかけています。そのグエルがここ「大阪/箕面教室」に来た経緯にはとても「ドラマチック」なものがあるのです。

夫君を関西に残して九州の太宰府に単身赴任中の次女が部屋で寝ていると、明け方に外の駐車場から猫の必死な鳴き声が聞こえて来たそうです。外へ出ると、その鳴き声はなんと隣人の車のエンジンルームから聞こえて来ます。このまま気付かずにエンジンをかけると悲惨な状況になるのは火を見るよりも明らかです。なので早朝ですが隣人に声をかけてボンネットを開けてもらうと、中から赤ちゃん猫が出て来たそうです。隣人に「この猫、飼いますか?」と聞くと「いえ、いえ」と手を振って断るので、次女が引取ったそうです。しかし次女も仕事の関係上、猫が飼える状況にはありません。夫君がひとり残るマンションでも「テトラ」「コテツ」という二匹の猫がいるので、三匹目を飼うのはシンドイということです。なので白羽の矢が秀子先生の「大阪/箕面教室」に当たりました。後日、次女が仕事で東京出張する折に新大阪駅のホームで秀子先生に引き渡されてやって来た猫が、今の「グエル」なのでした。もしあの朝次女が気付かなかったらと思うと、つくづく幸運な猫だなァ と思うのですが、当のグエルは何も遠慮することなく毎日食べて寝て遊んで景色を見ての「飼い猫生活」を満喫しています。

この「福猫グエル」の幸運にあやかりたい人、池田や箕面の山並みを眺めてみたい人は、一度「大阪/箕面教室」の見学に来てみて下さいね。