「秋の夜半」

彼岸を過ぎた頃から少しずつ秋らしくなってきました。

空も青く澄み白い雲が爽やかさを添えてくれます。

四季の移ろいが美しい日本は季節を歌う曲が多く残されています。

「里の秋」「紅葉」「赤とんぼ」「小さい秋見つけた」「虫の声」「夕焼け小焼け」あたりが秋の唱歌・童謡でしょうか

「秋桜」「風立ちぬ」「キンモクセイ」なども秋らしい曲です。

「秋の夜半」(あきのよは)は、歌人の佐々木信綱(1872-1963)作詞・明治の唱歌で1910年(明治43年)に中学唱歌として発表されました。メロディの原曲はドイツの作曲家カール・マリア・フォン・ウェーバー(1786-1826)のオペラ『魔弾の射手』によります。

歌詞の内容は、澄んだ秋の夜空に月が白く清らかに輝く中、雁の群が空を舞うのを眺めながら、一人物思いにふける人物の物憂げな心境が描写されています。

佐々木 信綱は歌人としての活動の他、全国の小中学校・高校の校歌の作詞も手掛けたり、童謡・唱歌の歌詞も創作していて、『夏は来ぬ』が有名です。

そして秋の夜半と同じメロディで讃美歌『主よ、み手もて』も歌われています。