オーボエのリードを作る装置を見せてもらいました。
オーボエのリードは、葦という植物を乾燥させて作ります。このリードを2枚合わせて、中央に少しすき間を作り、息を吹き込み振動させることで音が鳴ります。草笛を想像してみましょう。この仕組みから、オーボエはダブルリード楽器と言われてます。
リードは木でできていますから、金管楽器のマウスピースのように長持ちする訳ではありません。吹き続けていると消耗するので、オーボエ奏者は数本のリードをローテーションさせながら吹いています。

丸材を加工して1枚の板にし、シェーパーを使ってリードの形(舟形)にし、金属管に糸で巻き付け、吹き口を削って完成です。
制作の行程を文字にすると1行で終わってしまいますが、実際に使えるリードを作るには細心の技術と集中力が必要で、「楽器の練習時間よりも多くの時間を要する」と奏者たちは口をそろえて言っています。
ピアノの調律・弦楽器の弦の張替や弓の毛替え、金管楽器のマウスピース調整、リード楽器のリード制作・・・それぞれ音を奏でるまでの大切な過程がありますね。