(け‐8) 芥 屋
「けや」です。福岡県糸島市にある地名で “芥屋の大門” や “芥屋海水浴場” が 有名な観光スポットになっています。糸島半島の北西端に位置し、国定公園に指定された玄界灘リアス式海岸の美しい景観が広がっています。名所の “芥屋の大門” は国の天然記念物で、玄武岩の柱状節理が特徴の洞窟です。観光船からその雄大な景色を見ることができます。また、グルメとしては糸島発祥で、“門外不出” の出汁の関係から敢えて全国展開しない “牧のうどん” が有名ですが、他に海鮮物を中心とした豪華料理が旅館や民宿、ドライブインやレストランで提供されているそうです。
歴史的には、古くは志摩郡芥屋村と呼ばれていた記述が残っており、今でも “志摩芥屋” とひとまとめにして呼ばれることがあります。そして、もっと古くは中国・三国志時代の「魏志倭人伝」に登場する日本(倭)にあった国の一つの「伊都国」ではないか、との学説があります。糸島の “イト” は “伊都” から来ているのではないか?、ということです。事実、発掘調査の結果、日本最大の銅鏡「内行花文鏡」ほか数多くの出土品があって、それらは全て「伊都国歴史博物館」に展示されているそうです。
紀行作家の故・宮脇俊三氏は「魏使(魏の国の使い)はこう書いている。“末廬国(現在の長崎県松浦市)から東南へ陸を行くこと五百里、伊都国に至る” と。“倭人伝” の五百里の記述は五十里の間違いなので現代の日本の30㎞で、方角についての記述も実際より45度あるいはそれ以上も右回りに偏しているのでこの “東南” は東ないし東北東と解してよく、距離・方角ともに今の松浦から糸島への行程と一致する」と書いています(講談社文庫「古代史紀行」)。
このように、芥屋は “歴史ロマンと海のレジャーと観光とグルメの町” として全国から観光客や旅行者が訪れて賑わっているそうです。私もぜひ訪れて、「芥屋の大門」や博物館の「銅鏡」を見て、幻の「牧のうどん」を食べてみたいと思っています。
さて、新年あけましておめでとうございます。このブログ「雄さんの昭和ひとりごと」を今年も頑張って書き続けますので、皆様よろしくお願いいたします。