雄さんの昭和ひとりごと -へ_2-

(へ‐2)「平凡パンチ」 と 「ザ・パンチ・パンチ・パンチ」

 1964年に「平凡出版(現・マガジンハウス)」によって創刊された男性向け週刊誌「平凡パンチ」。ライバル誌の「週刊プレイボーイ」の「記事重視」路線に対して、「グラビアやファッション重視」を前面に出していた。また1967年からは3人の「パンチガール」モコ・ビーバー・オリーブによるラジオDJ番組「ザ・パンチ・パンチ・パンチ」の放送を始めるなど、常に時代を先取りしていた。しかし、部数の伸び悩み等を理由に1988年から休刊に入っている。私は中学生時代にラジオでこの番組をよく聴いていた。番組のコンセプトは「海底からの放送」で、DJ中に「コポコポ」と泡の立つ音(もちろん効果音)の聞こえるのが面白かった。また「♪~私たちが逢ったのは、静かな海の底~」と、3人が歌う「海の底でうたう唄」は特に好きで、この曲が流れると勉強の手を止めて聴き入っていた。しかし今は聴くのが辛い。あの知床の観光船沈没事故で、まだ行方不明者が多数いる今は。一日も早く全員が見つかることを祈っています。