「カノンムジーク🎵 ヨーロッパ研修旅行紀 20」

2日間にわたるリハーサルと演奏会を終えて、やっと気が楽になったこの日の夜は、ウィーン市内の3ヶ所に分かれてコンサート三昧。

次に楽友協会で行われたヴァイオリン+室内楽のコンサート。

毎年、元旦のお昼前から開催される「ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート」の会場として世界中に知られているこのホールは日本でも同時中継で夜7時から放送されています。

「一度はこの会場に足を運んでおきたい」との思いでこの日にあったヴァイオリンのコンサートをチョイスしたのは付き添いで参加されていたMさんと演奏で参加していたNちゃん。二人で昼間に会場までの地図を確認して、ウィーン音大から直接歩いてホールにたどり着くことが出来ました。

   【Leonidas Kavakos /The Apollon Ensemble】

ソリストとアンサンブル(Vn1 Vn2 Va Vc Kb Cem)のメンバーで織りなすバッハの世界

前半はヴァイオリンコンチェルトBWV1041(イ短調) BWV1042(ホ長調) BWV1056(ト短調・原曲チェンバロコンチェルト)

後半はヴァイオリンソナタBWV1014(ロ短調)ヴァイオリンコンチェルトBWV1052(ニ短調・原曲チェンバロコンチェルト)

アンコールに管弦楽組曲第3番より「Air」(通称G線上のアリア)

世界に誇れるウィーン楽友協会大ホールで聴くヴァイオリンの音色は天にも昇る美しい響きの輪で、ソリストとアンサンブルのメンバーの音の粒が一つ一つ珠のように輝いて客席に届きます。ある時は空中で音が融合し降り注ぐように、ある時は音が流れるように耳元に漂ってくる。あたかも音が何かの言葉になってメッセージを届けてくれているかのように。

休憩に入ると会場は人が居なくなります。さては、、、、と言うことでホワイエに出てみましたら軽く飲み物を提供するコーナーが。早速本場の気分を味わうべくワインで乾杯!至福の時を過ごしバッハを堪能して無事帰路に就くことが出来ました。