雄さんの昭和ひとりごと て_4-

(て‐4)弟子

「でし」です。対義語は「師匠」ですね。昔、落語家は弟子入りすると師匠の家に住み込み、奥さんの家事を手伝いながら師匠に稽古をつけてもらったそうです。若い者にとっては少々窮屈だったかもしれませんが、家賃や食費の心配が要らないことは有難かったと思います。また落語家としての立ち居振る舞いや先輩芸人に対する礼儀など、人間としての常識も学べたのではないでしょうか。最近は大学の「落研」出身の落語家もいて、ドライさを売りにしている人もいますが、私は「廊下を雑巾がけして成長した」人間臭い落語家さんの「話」を聴きたいと思います。 さて次回は(と‐4)です。さあ何を書こうかな。