雄さんの昭和ひとりごと ね_5

(ね‐5) 猫と音楽

 「猫と音楽」で、まず思い付くのが「猫ふんじゃった」です。ピアノを始めたばかりの子が習いもしないのに上手に弾くのが不思議な曲です。でも楽譜を見ると理由が判ります。両手同時に弾くことがないからだと思います。常に右手か左手かの片手なので弾きやすいからでしょう。

次に、ルロイ・アンダーソンの「ワルツィング・キャット」です。ピアノ曲として弾かれることが多いですが、ヴァイオリン演奏の場合はポルタメントが掛けられて、まるで本当に猫が鳴いているように聞こえます。

三曲目は「黒猫のタンゴ」でしょうか。この曲はイタリアの童謡ですが、日本でも1969年に、当時6才の皆川おさむ君が歌って大ヒットしました。ドラマ「マルモのおきて」のテーマ曲「マルマル・モリモリ」のように子供が歌って大ヒットした曲の「走り」になった歌です。

最後は「トムとジェリー」です。このアニメは常に音楽に満ち溢れています。特に猫のトムが「ハンガリア舞曲」などのピアノ曲を演奏をするシーンでは、まるで本当に弾いているように見えます。アメリカのアニメ、凄いですね。

ところで皆さんご存じのように、カノンムジークの明石大久保教室には猫の「アルコ」がいます。アルコは「弓」という意味です。そして私の長女の家には「アロー」という名前の猫がいます。アローは「矢」という意味です。つまり「弓と矢」の猫が揃っているのです。一度、会わせてみたいものです・・・。