雄さんの昭和ひとりごと よ_3-

(よ-3)四つ葉のクローバー

 作詞・山上路夫、作曲・かまやつひろし、歌・かまやつひろし、1971年の曲です。デビュー前の「ガロ」がバックコーラスを担当しています。そのため「学生街の喫茶店」のような雰囲気も少し漂っています(その後「ガロ」もこの曲をリリースしました)。歌詞を引用してみます。

1 四つ葉のクローバー、ノートにあった。あの時あなたが摘んでくれた。あれは遠い夏のことさ。今では行方も知らない人。

2 四つ葉のクローバー、枯れたけれど。二人の想い出、今も残る。夢のように消えた夏よ。幼い初恋。愛した人。

・・・前奏と間奏に昭和フォーク調(あえて言えば「ガロ調」)のメロディが入ります。故・かまやつひろしさんは皆さんご存知のようにGSのザ・スパイダースのギタリストとして活躍した人で、作った曲も「あの時君は若かった」「どうにかなるさ」「我が良き友よ」など沢山あります。そんな中でこの曲はあまり有名ではありませんが、クローバーの「押し葉」を見て幼い日の夏休みの出来事を想い出しているほのぼのとした優しい歌です。一度聴いてみて下さいね。ところでいまNHKの朝ドラ「らんまん」で、植物学者の牧野富太郎をモデルにした物語を放送しています。なのでこの曲を同じNHKの「みんなの歌」でも流して欲しいです。