雄さんの昭和ひとりごと り_3-

(り-3)「りばいばる」中島みゆき と「リバイバル」五輪真弓

 それぞれ1979年と1981年の曲です。別れた恋人と昔よく聴いた歌が今また流行り(りばいばる)苦しい恋を思い出してしまうという歌と、別れた恋人との昔の恋を何度も繰り返し(リバイバル)思い出して苦しむ、という歌です。どちらも昔の恋を思い出して苦しむ話ですね。これらの歌を聴いて私が思い出すのは1987年に出版されてベストセラーになった村上春樹氏の「ノルウェイの森」です。主人公の男性が外国の空港で、機内に突然流れたBGMの「ノルウェーの森」を聴いて立ち上がれなくなってしまうというのが小説の冒頭です。過去の苦しい経験とビートルズの曲とが複雑に絡み合った物語でした。このように音楽は私たちの心と密接に繋がっていて、忘れていた過去をメロディが呼び戻してくれる、ということがあります。あなたにそんな経験はありませんか?。