雄さんの昭和ひとりごと る_3-

(る-3)ルビーの指輪

 作詞・松本 隆、作曲・歌・寺尾 聰、1981年の曲です。昭和生まれの方は皆さんご存知ですね。寺尾聰さんが大きなサングラスを掛けて歌ってました。そういえばこの時代、皆さんサングラスが大きかったです。特に寺尾さんとタモリさんの二人が競い合うようでしたね。タモリさんはさておき、寺尾さんは歌手としてこの曲でレコード大賞を受賞し、その年の紅白出場も果たしました。しかし遡れば、GS盛況のころにはザ・サベージのベーシストやボーカルとして活躍し「いつまでもいつまでも(1966年)」のヒットをとばすなど、元々音楽の素養は十分でした。そして後には俳優としての才能も発揮し青春ドラマやアクション物、また「陸王」の謎の爺さんのようにその時の年齢に応じた役を器用に演じました。映画でも黒澤明作品にはなくてはならない存在で、その演技で日本アカデミー賞(主演男優賞)を受賞しています。レコード大賞とアカデミー賞をダブル受賞したのは彼だけだそうです。またこれまでに「紫綬褒章」や「旭日小綬章」などの叙勲も受けられています。父親譲りの飄々とした風貌ですが、実は凄い人なんですね。しかしいちばん私の印象に残るのは、以前(な‐2)で書いた内田百閒を主人公にした黒澤映画「まあだだよ」の劇中歌で手風琴を弾いている彼の姿です。遠慮気味に、でも上手に弾いていてさすがだなと思いました。なお、この「劇中歌」と「手風琴」については後日「を-3」の回で話題にしてみたいと思っています。