雄さんの昭和ひとりごと -お_3-

(お‐3)「想い出の赤いヤッケ」高石ともや 「想い出の渚」ザ・ワイルドワンズ

 「想い出の赤いヤッケ」は慶応義塾大学山岳部の菊池平三郎氏が作詞し三沢聖彦氏が作曲した歌で、当時の部員の間で静かに歌われていた曲です。昔スキー場で知り合った女性を今も想い続ける歌で、いかにも「山の男」らしい曲です。フォークシンガーの高石ともや氏(1941~)は若い時に新潟のスキー場でアルバイトをしていて、そこのロッジの主人からこの曲を教わったといいます。そして1966年の初ステージの時から80歳を越える現在まで、歌い続けています。私は中学生の時に初めて聴いて、この曲を弾きたいためにギターの練習を始めた思い出の深い歌です。なお「ヤッケ」とはスキーウェアのことです。一方「想い出の渚」は作詞・鳥塚繁樹、作曲・加瀬邦彦、歌・ザ ワイルドワンズ、1966年の曲で、海水浴場で知り合った女性を想い続ける曲です。二曲とも57年過ぎた今も、冬や夏になるとラジオ番組などで流される息の長い曲です。一度、聴き比べてみて下さいね。