雄さんの昭和ひとりごと -ゆ_2-

(ゆ‐2)弓弦羽神社

 ゆづるはじんじゃ。カノンムジークの阪急御影教室に行くには「阪急御影」の改札口を出て西に歩きますが、東に歩くとすぐ「弓弦羽神社」があります。ご存じの方も多いと思いますが、一応、紹介させて頂きます。祭神は熊野三山の「那智大社・伊弉冉尊(いざなみのみこと)」「本宮大社・事解之男命(ことさかのおのみこと)」「速玉大社・速玉之男命(はやたまのおのみこと)」で、三本足の「八咫烏(やたがらす)」を象徴としています。場所的に蔵元の集まる「灘五郷」にあるため酒造メーカーの氏子も多く、毎年新年には菊正宗や大関をはじめ各蔵元の奉納酒が参拝者にふるまわれるそうです。なお日本サッカー協会も同じ八咫烏をシンボルにしているため、境内に御影石のサッカーボール像が設置されており「サッカーの聖地」として、サッカーボール型の絵馬もあります。毎年Jリーグやなでしこジャパンなどのサッカー関係者や愛好者が参拝に来ます。また、フィギアスケートの羽生結弦選手が2011年に参拝し、その後オリンピックで優勝したため「フィギアの聖地」にもなっています。そのほか、弓道家の人たちも訪れるそうです。しかし「弓」と「弦」といえば、何といっても弦楽器ではないでしょうか。ヴァイオリンやヴィオラ、チェロやコントラバス、ウクレレなどの音楽関係者こそ、もっとお参りして「演奏家の聖地」にしようではありませんか。