雄さんの昭和ひとりごと ふ_5

(ふ‐5) 訃 報

 今回「ふ」で何を書こうかなと考えていたところに訃報が飛び込んで来ました。シンガーソングライターの谷村新司氏が(す‐5)で採り上げさせて頂いたように腸炎で病気療養中のところ、今月8日に74歳で亡くなられたという知らせがつい先日公表されました。すると黒柳徹子さんのインタビュー番組をはじめ、色々な番組で「追悼特集」が放送されています。その際には必ずバンド「アリス」が紹介されて、このバンドでデビューしたと言われます。ただ、私の歳で中学生や高校生の時に関西の深夜ラジオ番組を聴いていた人達は「ザ・ロック・キャンディーズ」の名前を忘れません。島津ちず子氏(ボーカル)と山本峯幸氏(ギター)そして谷村新司氏(12弦ギター・ボーカル)の三人組です。アメリカの人気フォークグループ「PPM」を目標に結成したフォークバンドで、大阪や神戸のライブハウスで人気を博しました。曲のレパートリーも沢山ありましたが、一番有名な曲が「どこかに幸せが」で、この曲でレコードデビューをしました(私も持っています)。裏面が東京の「ザ・パニック・メン」という、都倉俊一氏(現・文化庁長官)の入っている学生グループで、曲は「想い出の小径」という歌です(この歌もいい曲です)。

・・・では、谷村新司氏のこれまでの音楽活動に感謝するとともに、ご冥福をお祈り申し上げます。ありがとうございました。