雄さんの昭和ひとりごと -お_3b-

(お-3b)♪~「重い、コンダラ」

 前回「想い~」の二曲を採り上げました。今回は「おもい~」の続編です。昔、私が勤めていた学校の体育祭準備でのことです。ある先生が係生徒たちに「このコンダラ、片づけて」と、整地ローラーを指さして言いました。生徒たちは「コンダラ?」と首をかしげながらも、向こうへ転がして行きました。私も不思議に思ってその方に、なぜあれがコンダラなのか聞きました。するとその方は、アニメの「巨人の星」で主人公の飛雄馬が一人でこれを引いていた時に、テーマ曲の「♪~重いコンダラ、試練の道を~」が流れていたから、と答えられました。また面白いことに、この勘違いをしている方がそのとき他にも数人いたことです。本当の曲は「思い込んだら試練の道を、行くが男の、ど根性~」です。今回この文章を書くためにいろいろ調べてみたら、驚くことにこの話は既に「都市伝説」になっており、整地ローラーも今や全国的に「コンダラ」と呼ばれているようです。う~ん「スポコンアニメ」おそるべし。でも「コンダラ」は本来、押して使う物です。引くと足が轢かれますよ。