雄さんの昭和ひとりごと こ_4-

(こ‐4)越

 「こし」と読みます。福井県から新潟県にかけての日本古代からの国名で、「三越(さんえつ)」に分割されてからは都から近い順に「越前(えちぜん)」「越
中(えっちゅう)」「越後(えちご)」と呼ばれるようになりました。越前は現在の福井県・越中は富山・越後は新潟ですね。時代劇でおなじみの、南町奉行の大岡忠
相の身分は「越前の守」、水戸黄門は「越後の縮緬問屋の隠居」を名乗っていましたね。ところで「越」は現代では「ブランド名」になっています。お米の「コシヒカ
リ」や、お酒の「越乃寒梅」などが有名です(どちらも私にはあまり縁がありませんが)。また「北越雪譜(ほくえつせっぷ)」という、新潟県湯沢地方の冬の厳しさ
を説いた本もあります。それで思い出すのが「越路吹雪」という宝塚歌劇の元トップスターです。芸名の「こしじ・ふぶき」がひとつの物語りになっていると思いません
か?。 さて次回は(さ‐4)です。さあ何を書こうかな。