雄さんの昭和ひとりごと さ_4-

(さ‐4)砂 嘴

 「さし」と読みます。「砂でできた嘴(くちばし)」ですね。海流によって砂が流されて来て、陸地から突き出た「半島」の様になった地形のことです。日本では北海道の野付半島が有名で長さが何と28kmもあるそうです。砂嘴が延びて対岸の島と繋がると呼び名が「砂州(さす)」に変わり、繋がった島を「陸繋島(りくけいとう)」といいます。京都府の「天橋立」や神奈川県の「江の島」が有名ですね。ところで、砂嘴や砂州は風光明媚な所がほとんどですが、砂が流されて来るということはゴミの漂着も多く、沿岸の住民や自治体を悩ませているようです。淡路島の由良にも「成ヶ島」という陸繋島があります。ここは瀬戸内海国立公園の一部で、とても素晴らしいところです。しかし、やはりゴミの漂着に悩まされていて、洲本市が「成ヶ島クリーン作戦」を企画して、若者を中心にゴミ拾いをやっていました。私は高校時代に音楽仲間と一緒に参加していました。終わった後に頂いたジュースとサンドイッチの美味しかったことを憶えています。今回この文章を書くために調べてみたら、何と現在もクリーン作戦を実施しているようです。今の高校生達も頑張っているのですね。 さて次回は(し‐4)です。さあ何を書こうかな。