雄さんの昭和ひとりごと す_4-

(す‐4)ス ジ

 スジ肉のことです。神戸では「ボッカケ」大阪では「カス」京都では「ホソ」という牛の内臓肉が食べられています。「ボッカケ焼きそば」「カスうどん」「ホ
ソ入りお好み焼き」など、少しクセはあるけどお酒にも合って美味しいですよね。私は子供の頃、よく近所の駄菓子屋に行きました。もちろんお菓子やおもちゃを買うた
めですが、時々は「にくてん」と呼ぶお好み焼きも食べました。その店には子供2・3人が座れる鉄板焼きの席もあり、注文があればおばちゃんが作ったのです。値
段は10円でした。作り方は、タネを直径15㎝位に薄くひき、少量の鰹粉を振り、少量の千切りキャベツを敷き、少量のネギ・揚玉・スジ・こんにゃくをパラパラ
と撒き、少量のタネを回しかけてひっくり返し、ソースを塗り青海苔を振り掛ける、というものでした。この「スジ」は5㎜位の大きさの粒で、煮詰まっ
て色は真っ黒、乾燥していてパラパラという代物でした。いま思えば食品としての流通には乗らない「アキレス腱」のような部位だったのではないでしょうか。でも噛む
とギチギチとした食感で美味しかったです。もう一度食べたいですが、今となっては食べることのできない「懐かしの味」です・・・。 さて次回は(せ‐4)です。さ
あ何を書こうかな。