雄さんの昭和ひとりごと (らー5a)

 

(ら‐5) ラ・フォリア

 「ラ・フォリア」は15世紀頃のイベリア半島地方に生まれた舞曲の一種で、これまで数多くの作曲家が作品を遺していますが、イタリアの作曲家コレッリ(1653~1713)によるヴァイオリン曲が最も有名だと言われています。先日その「ラ・フォリア」の感動的な演奏を聴かせて戴きました。1月21日(日)に神戸舞子ビラあじさいホールで行われた、当カノンムジークの「第50回織音会」での伊藤真波さんの演奏でした。

伊藤さんは看護学校の学生だった時に交通事故で右腕を切断するという痛ましい出来事に遭遇しました。しかし、それにも負けずに看護師になられました。それは看護師として活動できる「彼女用の義手」を開発してもらったからでした。そして看護師としての病院勤務の傍ら、子供のころから続けていた水泳でパラリンピックの北京大会やロンドン大会に出場して好成績を収められました。また幼い頃から始めたヴァイオリンも義手になっても続けられているなど、素晴らしい生き方をされている方です。

今回の「ラ・フォリア」も義手での演奏でしたが、そのハンディキャップを何ら感じさせることのない素晴らしい演奏でした。そのニコニコしながら楽しそうに演奏されている姿に、客席の人たちは更に感動を戴いたのだと思います。演奏のあとステージを退出される伊藤さんへの拍手は、なかなか鳴り止みませんでした。

私は今回の織音会で演奏を聴かせて頂くまで、伊藤さんの事を何も知りませんでした。上に書いた事はすべて後で調べて分かったことなのです。ウィキペディアやYouTubeなどのSNSでも紹介されていますので、興味のある方は見て下さいね。。